2011年10月17日

十字架

検死後の全裸の遺体写真が全米のTVで放映され、
またたくまにインターネット上にあふれ、全世界誰でも目にできる状態となった。

そもそも過失致死罪に問われている医師の裁判で
検察側から提出されたものらしいが、
それ自体本当に必要なことだったのか、
一度でもマスコミのカメラが詰め掛けている法廷内で提示されたら、
それがどんなことになるのか、わからない者などいないはずなのに、
私には到底理解できない。
ましてやそれをとくとくと放映するマスコミの恐ろしい神経、
日本社会のように遺体に対しても尊厳を払うという文化自体がないのか、
私にはさらにさらに理解できないことだ。
死者に対するかつての偏見はいまだ続いているということなのか―

いやおうなしに目にしてしまったその写真は、
徹底的に裏切られ、いたぶられ、傷めつけられた末の男の姿だった。
今、十字架から下ろされた男の姿そっくりだった。。。
そっくりな男の姿を、誰もがこれまで飽きるほどたくさんの聖堂や美術書で目にしてきたはずだ。

2000年前とまた同じことを繰り返していることにまだ気づかないのだろうか。
あれほど悔い、嘆き、生まれ変わらなければならないと誓ったことを
当のキリスト社会は忘れてしまったらしい―

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ニックネーム Lin at 08:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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